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20「2005年、石川県に「ゴジラ松井市」誕生」 8/25〜11/10/2002
10「タナカ知事似のイラスト付きソバ、製造販売される」 11/12〜1/20/2003
1/8「京都の信金銀行に児童立てこもり」 2/5〜9/30/2003
1/5「長崎空港で二ホンザル繁殖に困惑」
12/17 「牛がスーパーに乱入、女子中学生が退治」
11/20「実況・武士の兜をかぶった男といっしょ」
1112 「ペット用コンタクトレンズ発売開始」

2005年、石川県に「ゴジラ松井市」誕生
松井選手の故郷、石川県根下町が近隣2町と合併

2003年1月20日


 「2005年春、石川県にゴジラ松井市誕生」。昨日のこのニュースを聞いて、モンキースに入団したばかりの松井ヒデキ外野手(28)も吃驚仰天したに違いない。松井選手の故郷として脚光を浴びている石川県根下(ねさがり)町が、2005年春の近隣2町と合併を機会に、正式に「ゴジラ松井市」と新名称を名乗る事を決定したのだ。カタカナ入りの市名は山梨県の「南アルプス市」に続いて全国で二つ目。

 根下(ねさがり)町は2005年3月までに、近隣の天丼(てんどん)町、辰落子(たつのおとしご)町と合併し、市制を敷くことが決まっているが、新市名として昨秋、石川賢町長(56)が「ゴジラ松井市」を提案した際、「冗談きついがや」という町民の意見が大多数だったという。しかし今年になって、モンキースの松井選手の勢いにあやかろうという気運が突如として盛り上がり、町おこしの意味を考えれば「意外と良い案だがや」と他2町も同意。商標権を有する凍宝映画の許可も得られ、遂に昨日の町議会で、「決めるがや」と正式決定に至ったという。

 一村一品運動で知名度アップに苦労する市町村のなかで、根下町に限っては虚人軍松井の故郷として全国に名を知られ、松井選手の広告効果は「数十億円は下らない」と言われてきた。松井自身も、県がタンカー重油流出事故の被害で打撃を受けた際、「少しでも役に立てれば」と100万円の義援金をポンと寄付したり、観光ポスターに出演したりと、自らを育んだ故郷への恩返しに努めて来た。その地元への多大な貢献に対する評価が、今回の「ゴジラ松井市満場一致決定」へと繋がったようだ。

 ゴジラ松井市の新都市計画によると、JRゴジラ松井駅前に降り立った観光客は、まず「ゴジラ松井の里へようこそ!」という垂れ幕と、縫いぐるみのマスコット・ゴジラ松井に迎えられ、駅前広場でゴジラと松井が握手をしている銅像と対面する。近郊の温泉郷には、USJの技術協力を得て建築されるテーマパーク、「GMOL-ゴジラ松井温泉ランド(仮称)」がリゾートホテルと併設して計画中。金属バットを振るう松井選手と怪獣ゴジラの格闘シーンが最新のコンピューター映像システムによって体感できる、「ゴジラ松井・マジック・ワールド(仮称)」が目玉アトラクションだそうだ。ブロードウェイスタイルに郷土芸能を組み込んだライブミュージカル、「獅子舞・オブ・ザ・ゴジラ松井(仮称)」も併せて企画され、アメリカはもろちろん、全世界から年間約1,000万人の訪問者が見込まれている。

 松井選手の実家敷地内にある記念館、「松井ヒデキ・野球の館」も、2005年までには「ゴジラ松井の館」と改称。ゴジラ松井市特産の土産物には、現存する「ゴジラ松井サブレ」「ゴジラ松井茶」に加えて、ゴジラ松井のフィギュアを模した「ゴジラ松井わさび団子」、「ゴジラ松井漆塗こけし」、「ゴジラ松井久谷焼孫の手」、「ゴジラ松井南京玉すだれ」、「ゴジラ松井だるま落とし」、「ゴジラ松井仏壇」などが続々と商品化される予定。また、「今までのゴジラ映画は、東京タワーなど都会ばかりが舞台。『ゴジラ松井市』にちなんで石川県に出現してくれれば絶好の宣伝になる」という町民の意見から、「ゴジラ松井・名勝兼六園の決戦」「利家とまつとゴジラ松井・加賀百万ゴジラ物語」等の映画製作も企画中だ。

 しかし、当の松井選手は、ゴジラ松井市誕生のニュースに驚いてばかりはいられない。メジャー“デビュー戦”は、すでに2月27日のオッズ戦(フロリダ州タンパ)に決定し、大リーグの4番打者として活躍する夢は目前に迫っている。正直な所、「ゴジラ松井市」のイメージは松井がメジャーで活躍しない限りお話にならず、万が一、2005年春まで松井が不振を極めた場合、新市名は漢字で「御寺羅(ごじら)市」とし、仏教の「羅漢」の意味をこじつけるか、「怪獣ゴジラの里」として松井抜きで船出する代替案が暗黙のうちに準備されているという。

 「ゴジラ松井市」誕生に刺激されたのか、円谷英三特撮監督の出生地の福島県や、怪獣映画の名匠、本多猪五郎監督の出生地の山形県の市町村では、新市名「キングギドラ市(金具義土羅市)」、「ガメラ市(亀羅市)」、「モスラ市(燃羅市)」等がすでに最終段階で検討中。ゴジラ生誕の地とされる伊豆大島が「ゴジラ」市名の奪還計画を立てているという噂もあり、今後、都市間での怪獣争奪戦は激しさを増す一方で、予断を許さない。 

 

 
 

「ゴジラ松井・名勝兼六園の決戦」

ゴジラ松井・加賀温泉郷に出没」
「利家とまつとゴジラ松井・加賀百万ゴジラ物語」

まつ「ゴジラ殿、お顔色が・・・」

ゴジラ「御心配無用。元々こういう顔でござる」

 

 

 

 

 


タナカ知事似のイラスト付きソバ、長野市内で製造販売される。知事は販売中止を要求

2003年1月10日


 長野県のタナカ知事の似顔絵を押したどら焼きが、同知事の抗議で販売を中止したのは記憶に新しいが、今度は何と、同知事によく似たイラストを箱に描いた信州ソバが県内で売りに出されていた事が発覚した。

 消息筋によると、同商品名は「すっきりファイバー信州ソバ」。包装箱の表に知事そっくりの体型の動物キャラクターがエアロビであごを出し、「I need Fiber Shinshu-Soba!」と叫んでいるイラストのほか、同知事のキャッチフレーズ、「しなやか信州」を連想させる「すっきり信州」の文字が印刷されているという。一箱にソバ8食分、減塩麺つゆ、生ワサビ、七味唐辛子がセットされて小売価格3290円。クルミ味とトロロ芋味の2種類あり、昨秋の発売以来すでに一万個が販売されている人気表品だ。

 この商品を長野市内の健康食品店で見かけた知事が、製造・販売会社の「すっきり信州エンタープライズ(長野市善光寺門前)」に対して、「知事固有の体型を無断で使用しており、肖像権侵害に当たる」と文書で抗議。同社は、「イラストは架空のキャラクターで、マンガのドラエモンを真似たもの。『すっきり信州』も、公約をもじったのではなく会社名から来ている」と回答。製造・販売を中止するつもりは全くないという。この件に関して知事は、「知事室を訪れた人から『副業でこんなビジネスもしてるの?』と頻繁に聞かれて困っている」、とすっきりしない表情で語っている。

 

 

 

 

 


京都の信用銀行に児童立てこもり−「お年玉が少ない」
3職員を人質

2003年1月8日


 7日午後2時ごろ、京都市上京区四十条通島丸東、京都中皇信用銀行(金輪有也理事長)の本店の会議室に、額にダイナマイトのようなものを縄で巻き、右手に拳銃のようなもの、左手に小刀のようなものを持った小柄な男が40代の女性職員3人を人質に立てこもっていると通報が入った。京都府警の発表によると、犯人は京都市内の小学5年生男児(11)。正月にもらったお年玉の合計額が今年の小学生の平均額2万6538円より5824円少ない事を知って失望、発作的に手近な銀行に押し入ったと見られ、信用銀行に特別な恨みなどないという。

 男児は犯行声明の中で、5824円の追加金支払いと月々の小遣いの50%アップ、人質とミニスカート姿の女性警察官(24歳以下)との交換、「シーチキンマヨネーズおにぎり」「 じゃがりこサラダ味」「アリナミンV」「忍たま乱太郎ゲームソフト」の差し入れ、「モー娘、新柿里沙さんとのディズニーランド・デート」等を要求。現在、府警捜査一課と四十条署員、両親が会議室のドア越しに必死の説得を続けている。両親はすでに小遣いの30%アップまで承諾、差し入れも届けられ、新柿里沙さんも所属プロ社長を通してデートにほぼ同意し、人質解放に向けて最後の詰めに入っている模様。

 調べによると、男児は毎年学級委員に選ばれるほどの優等生。父親(45)は昨年、大手メーカーの営業職をリストラされて求職中で、年賀客が少なかった事も合わさって、お年玉の大幅ダウンに繋がったと見られている。長引く景気低迷で予定より少ないお年玉額に失望する子供は年々増え、この男児の思いきった犯行にも、「理解できる」「よくやった」と同世代間では共感する声がしきり。逆に子供を持つ父兄の間では、「ない袖は振れない」「家計への理解が欲しい」とお年玉支払いの苛酷さを訴え、男児の両親に同情を寄せる声が多い。

 お年玉取りたての重圧に耐え切れず、失踪する親が増える一方で、貰ったお年玉を「使わない」子供が増加。第二勧業銀行の調べでは、約8割が「財形貯蓄」「株に投資」「将来の自己ビジネス資金に」と答えるなど、不況下の子供たちの“堅実”ぶりが浮かび上がったばかりだった。

 

「犯人は小遣いの50%アップを要求」

 

 


長崎空港で二ホンザル繁殖に困惑

2003年1月5日


 「サルにエサを与えないで!」。長崎空港(大村市)にこんな看板が設置された。空港内で何故か増え続ける二ホンザル。人が与えるエサを求めて滑走路を縦横無尽に跳び回り、航空機との接触事故も99年以来75度目だ。ニホンザルのせいで航空機の発着が遅れたこともあり、空港職員は「最初はタヌキ、次はアライグマ、犬、そして今は二ホンザルに悩まされるとは」と頭を抱えている。

 長崎空港は75年、大村湾に浮かぶ箕島(みしま)を造成して開港したが、まず最初にタヌキが85年ごろから夜間、海を渡って一匹、また一匹と上陸し始めた。空港事務所は「なぜタヌキがわざわざ泳いで来たのか経緯は不明」と話す。タヌキはまたたくまに50匹以上に増え、夜行性のため日が暮れると滑走路を頻繁に横切り、航空機との接触事故が度々発生。駆除も考えたが、動物愛護団体の反対もあり、実施できなかった。そのタヌキを退治する天敵作戦として90年に北米から輸入し、空港内に放したのが、約30匹のアライグマだった。

 顔のわりに気性の荒いアライグマたちはタヌキを捕まえては因縁をつけて喧嘩を売り、餌を横取りするなど大活躍。気の弱いタヌキたちは瞬く間に元来た方角に泳いで逃げ出した。しかし、タヌキが去るやいなや今度はアライグマたちが大繁殖を開始した。空港見物客が「可愛い」と与えるパンや菓子などエサが豊富だった事も重なり、天敵のいない生活環境がねずみ算式増加へと繋がり、アライグマ人口は92年までに150匹以上にまで膨れ上がった。空港施設の天井裏にまで住みつかれ、ノミが大発生。ふん尿による被害も深刻化する一方だった。

 94年には、ついに殺人事件が発生。滑走路内のバケツで一生懸命餌を洗っているアライグマに整備員が背後からちょっかいをかけ、怒ったアライグマにのど笛を噛み切られるという事件だった。空港事務所はここで、新たなる天敵導入が必要だと判断し、北海道からキタキツネを招聘する計画を立てた。しかし土地開発でキタキツネも数が減っており、悩んだ末に決定したのが犬の導入だった。

 96年春、長崎市郊外にあるアニマル・シェルターの協力で、大型雑種犬、約30頭が滑走路に一斉に放された。犬たちは猟犬かくもあらずやとばかり縦横無尽にアライグマを追い掛け回し、さすがの強気のアライグマも抵抗のすべもなく、海に飛び込んで自殺する者、心臓発作を起こしてショック死する者が続出。ほぼ3週間で天井裏に巣を作っていた20世帯45匹を含めた全アライグマが一掃された。

 しかし、その後、虚勢・避妊手術が不十分だったのか、思いもかけず犬がどんどん繁殖を始め、翌年までには何と当初の5倍近くにまで増加。野犬化も進んで人に馴れなくなり、シェパード種の雄(7)をリーダーとするグループがわがもの顔に滑走路を行き交うようになった。「夜間、月に吠える声がうるさい」「怖くて滑走路も歩けない」と苦情が殺到した時点で、空港当局は新たなる天敵が必要だという結論に到達。「犬猿の仲」と言う所から大分県高崎山の二ホンザルの招聘を決定した。

 書類と面接による審査の末、高崎山でもよりすぐりの若手精鋭50頭が選ばれ、滑走路周辺に放されたのが99年の春。犬の餌を一瞬のうちにひったくる、高い建物の上から犬の背中に突然落下するなど、知能指数に勝るサルはさまざまな頭脳作戦を披露。空港職員の大喝采の中、ノイローゼや不眠症に陥った犬は約一ヶ月で白旗を揚げ、シェルター帰還同意書にサインした。

 そのニホンザルもその後、空港当局の予想を裏切って大繁殖。昨年に入って約100頭の大群団となり、最近では乗客の荷物をひったくる、ポケットに手を突っこむ、という悪質なスリ集団まで出没。滑走路内で毛繕いやノミ取りをするため航空機との接触事故も多発し、空港事務所で「大事故が起きてからでは遅い」と心配を募らせている。

 ニホンザルの天敵の導入として現在候補に挙がっているのは、ツキノワグマ、ニホンオオカミ、ニホンカモシカ、イリオモテヤマネコ、イヌワシ、オキナワオオコウモリ、オオサンショウウオ、ゴンドウクジラなどだが、いずれも保護動物のため簡単に手に入れる事ができず、猫の手も借りたい空港職員の頭を悩ませている。

 尚、空港事務所では現在、ニホンザル一掃のアイデアを募集中。詳細はhttp://www.kuko_vs_saru.co.jp

 

 

 「ここはサル山か? 空港か?」

 


牛がスーパーに乱入、女子中学生が退治

2002年12月17日


 岩手県後沢町のスーパー「クイック・フード後沢店」に16日、出荷直前の牛が乱入した。騒ぎが起きたのは16日午後5時ごろ。同店に隣接した岩手フルサト後沢支店で、東京食肉市場へ出荷する肉牛をトラックへ乗せる作業をしていた所、体重約900キロの5歳の去勢牛が、職員の手を振り切って暴走。牛は高さ約1メートルのフェンスを押し倒してスーパー敷地内に入り、さらに自動ドアに角をぶつけながら店内へ乱入した。突然の“侵入者”に、買物客ら約100人は悲鳴をあげて逃げまどい、失神する人まで出るパニック状態になった。

 牛は店内でも暴走を続け、右手奥の雑誌コーナーにいた中学生、大山真澄さん(14)にもろに突入。あわやと思われたその瞬間、大山さんはしっかりと牛の鼻先を両手で受け止め、眉間に強烈な頭突きを一発お見舞い。牛は白目をむいてぐらりと揺れ、大山さんは、すかさず強烈な右手刀を牛の首に叩き込んだ。首は瞬間的に、刀でスパッと切ったように体から離れて床に落下。大山さんは同様の手口で四肢を切断し、頸動脈から血を抜いて皮を一気にはいだ後、胴体を縦横無尽に手刀で切り刻み、30分程ですべてをロース上肉各部位に下ろしきった。肉は同スーパーの食肉部で即日中に完売。

「瓦を切った事はあるけど、牛切ったのは初めて」。返り血を拭いながら興奮した表情で語る大山さんは、後沢中学空手部のエース。県大会で昨年、今年と女子部で連続個人優勝しており、その手刀の強烈さは大会で「神の手(ゴッドハンド)」と異名も取っている。二人姉妹の長女で愛称は「マッシー」。モー娘になるのが夢。

 

 

 

 

実況・武士の兜をかぶった男といっしょ

2002年11月20日


 平成12年秋、岐阜県深井町の町営住宅内で、「ドンドン」「カンカン」という音が一日中響く、食器棚が勝手に開き皿が宙を飛ぶ、などの怪現象が続発。マスコミややじ馬が押しかけて大騒動となった。祈祷師らがお祓いをして一時音は収まったが、今年夏ごろから再び同様の現象が起こり始め、“ポルターガイスト”の再発に、住民らは不安を募らせている。

「3カ月前ぐらいから、突然、『ドンドン』という音がしたり、鎧兜姿の中年男性が家の中にいるのが目撃されているんです。この辺りは戦国時代は戦場だったらしいんですが」自治会長の郷田強さん(55)は不安そうに話す。怪現象が再発しているのは3年前に建てられた鉄筋4階建ての団地で、1階にある郷田さん宅では、「ビシビシッ」「ドンドン」と地中から響くような音が昼夜聞こえ、3階の別の家では、「子供が『武士の兜をかぶった40歳ぐらいの男と一緒にご飯を食べた』と言っている」という訴えがあったという。

◇ ◇ 

 

場面:町営住宅、3階の家のダイニングキッチン、 午後4時頃

登場人物:男の子(6歳)、鎧兜姿の40歳ぐらいの男、

キッチンに立って話している。

 

男「・・・で、戦場(いくさば)ではもっぱら戦陣食を取りまする」

子供「せんじんしょくって?」

男「干し飯、塩、味噌、梅干し、胡麻、鰹節などござる。干し魚や海草、干し芋なども精を付けるために食べまする」

子供「味噌? マルカメのカップ味噌汁があるけど、飲む? 水入れてチンするだけだよ」

男「『割腹味噌汁』と申されるか。(カップを手に取る)即席味噌のような物でござるな。実はわしも即席味噌は持参してござる(懐から縄状の干し芋を取り出す)」

子供「(干し芋を嘗めてみる)お味噌みたいな味がするね」

男「里芋の茎で縄を作り、それを味噌で 濃く煮てから天日で干しまする。これを刻んで湯の中に入れますれば即席の味噌汁となるのでござる」

子供「実はないの? マルカメのカップ味噌汁にはネギと油あげ、おとうふも入ってるよ」

男「味噌汁の実は、草や木の実も集めて使いまする。この辺に水はござるか?」

子供「水道から出るよ」

男「『水道』と申されますと?」

子供「(水道をひねる)ほら」

男「これは不思議。川から引いているのでござるか? (飲む)しかし味が妙でござる。嫌な臭みもありまするな」

子供「そう? ママがよくカルキ臭いって言ってるけど」

男「ままとは母上の事でござるか」

子供「そうだよ」

男「腹下しにご注意なさった方がよい。わしらが川の水を飲む時は、杏の種や干した田にしと一緒に煮て、上澄みを飲みまする。そうすれば体にも良いし味も良うござる」

子供「チンすれば大丈夫だよ(カップ味噌汁に水を入れ、電子レンジに入れる)」

男「それが『ちん』すると言う物でござるか?(レンジをのぞき込む)妙な霊気を発する箱でござる。体にびりびりと響く。頭痛もしてきたようでござる」

子供「顔を入れたらあぶないよ」

(チンと音がする)

子供「できたよ。ほら(レンジから出して勧める)」

男「これが割腹味噌汁でござるか」

子供「そうだよ」

男「(すする)どこか舌を刺すような妙な味がしまする」

子供「おにぎりも食べる? チンするけど(冷蔵庫から冷凍してあるのを取り出す)」

男「白米の飯でござるか? 普段は麦飯の身にかたじけない」

子供「梅干しと鮭ワカメ、海老マヨネーズ、ビーフのうちどれにする? 二つあげるよ」

男「びーふと申すと」

子供「うーんと、牛のお肉かな?」

男「・・・では梅干しを所望いたす。今朝から腹具合が今一つじゃゆえ」

子供「(おにぎりをレンジに入れる)後は?」

男「梅干しだけでよろしゅうござる」

子供「お腹空いてるんでしょ?」

男「満腹では走ると息切れがするし、頭も働かぬし動作も鈍る。かえって疲れやすくなる」

子供「ふーん。(チンと言う音がする)できたよ。ほら」

男「かたじけない。(立ったまま一口で平らげる)粘りがないのう。炊き具合が悪いのじゃろうか」

子供「座ってゆっくり食べないと消化に悪いってママがよく言うけど」

男「いつ敵が来襲するか分からぬゆえ、早食いは保身の術でござる。敵の不意討ちに備えねばならぬ」

子供「うちのパパも、よく駅前の立ち食いそばをかき込むって言うけどね」

男「ぱぱとは父上の事でござるか」

子供「そうだよ」

男「父上も御出陣中か?」

子供「パパは朝会社に行く時、よく『いざ出陣じゃ』って言うよ」

男「そうでござるか」

子供「それにパパはよく、『腹が減っては戦ができぬ』って言うよ」

男「なるほど。それも道理じゃ。父上はどちらのお手勢でござるか?」

子供「パパの会社? 良く知らないけど、パパは宮仕えしているんだって」

男「宮仕え。そうすると御所にお勤めか」

子供「うーんと、ソフトの会社かな?」

男「僧徒でござるか。比叡山か」

子供「よくわかんない」

男「(腹を押さえる)水が合わなんだか、妙に腹が痛い。雪隠はお借りできるか」

子供「うんこしたいの? こっちだよ(西洋式トイレに案内する)」

男「この白い陶器は何でござる」

子供「うんこするところ」

男「どうやって使うのでござる」

子供「座るんだよ。パンツ下ろして(動作をする)」

男「(尻をからげて座る)どうも具合が悪い・・・」

子供「できないの? 僕も3つまでアヒルのおマルを使ったんだ。まだあるから貸してあげようか(おマルを持って来て床に置き、新聞を引く)」

男「かたじけない(おマルにしゃがむ)」

子供「紙もあるよ(ティッシュを渡す)」

男「高価な物をかたじけない。(笑)普段は野グソで、草でふいとるのでござる(さっさと終える)」

子供「早いね」

男「お恥ずかしゅうござる。戦では『早食い、早グソ、早走り』が決まりでござるゆえ」

子供「手洗った方がいいよ。バイキンがつくから(洗面所に連れていく)」

男「(手を洗ってから)さて、そろそろ戦に戻らねば」

子供「もう帰るの? これからテレビゲームしたかったのに」

男「いろいろお世話になり、お礼の言葉もござらぬ。我名は羽村権座右衛門と申す。貴殿は何と申される」

子供「ゴンザっていうの? 僕、かわむらたくや。たっくんだよ」

男「かわむら殿、いつもお一人でござるか。母上はお出かけか」

子供「お仕事」

男「母上も宮仕えしておられるのか」

子供「パートだよ。103万円以下でないとぜい金取られるんだって」

男「ご苦労でござるな」

子供「パパの給料じゃちょっと足りないんだって」

男「かわむら殿、ではここらで失礼仕る(お辞儀をして消え去る)」

子供「バイバーイ、ゴンザ」

 

(30分後、母親が戻る)

 

母親「拓也! 何っ、このうんこ!? あんた1年生にもなってまだおマル使ってるの!?」

子供「違うよ〜ゴンザのだよ〜!」

母親「ゴンザレス?! サッカー選手の名前使っても駄目よ〜っ!」

 

 
 

 「雪隠はお借りできるか」

 

 


ペット用コンタクトレンズ発売開始

2002年11月12日


 【愛知県】コンタクトレンズ製造のメッツコン(名古屋市)は十月、国内で初めて、犬や猫の角膜疾患などの治療に使用できる「メッツワン治療用コンタクトレンズ」を発売した。これは犬や猫の角膜疾患に対し、外界からの刺激から角膜を守り、痛みを和らげるのが特徴。素材は人間が使用しているコンタクトレンズと同じだという。全国の動物病院や獣医師を対象に販売し、初年度の販売目標約一千万円を見込んでいる。

愛犬のブルドッグの雌、メリー(3)の円錐角膜治療に「メッツワン治療用コンタクトレンズ」を利用した飼い主、山田美紀さん(24)の談話。

「メリーはずぼらで、自分でレンズを管理する事ができないんです。コンタクトレンズは毎晩、保存液に酵素洗浄剤を入れ、蛋白質や脂質を分解して汚れを落とす事が大切です。それでも汚れは完全に落ちないので、週3回程度、洗浄液でこすり洗いするんです。でも、メリーは言わないとすぐに洗うのを忘れちゃうんです」

ブルドッグの雌、メリー(3)の談話。(協力『バウリンガル』犬語翻訳機)

「いや、あんた。あんな物を目の中に入れられた日にゃたまりませんよ。コンタクトレンズといっちゃ、目にとっては異物ですからね。目はゴロゴロするわ、充血するわで不快しごくです。酸素不足になって私の角膜はむくみを起こしましたよ。それでよりによって、犬の私に洗浄剤やら保存液やら渡して週3回洗えって言うんですから、この飼い主も無茶苦茶ですよ」

飼い主、山田美紀さん(24)の談話。

「・・・それで細菌がついた汚いレンズを、メリーはすぐに食べてしまうんです。あれ? レンズがなくなってるって思ったら、いつだってメリーが食べてるんです。ちゃんと餌をやっているのに何であんな物を食べるのか、さっぱり分かりません。もう3回も食べて、そのたびに新しく買い直してるんです。え? どうして食べたってわかるって? だって・・・(赤面)メリーのう○この中から出てくるんですもの」

ブルドッグの雌、メリー(3)の談話。

「・・・わざと食べたんですよ、ええ。まずいったらありませんよ。あんな物、誰が喜んで食べるもんですか。よく懲りずに三度も買い直すと思いますね。お金の余裕があるんでしょうか、会社で大した給料もらってるわけでもないのに。それでよく私のう○こから三度も探しだしますね? 執念です」

飼い主、山田美紀さん(24)の談話。

「・・・それでね、しょうがないから貯金はたいて新しいレンズを買ったんです。『もう4個目よ、これで最後だよ』ってメリーに言って」

ブルドッグの雌、メリー(3)の談話。

「それ聞いた時にゃ、大喜びで涙が出てきましたね」

飼い主、山田美紀さん(24)の談話。

「・・・それでメリーの目に新しいレンズを入れて、『二度と食べるんじゃないよ』って言ったんです。それから物陰からそっと様子を伺ってたんです」

ブルドッグの雌、メリー(3)の談話。

「・・・すぐにペロッと食べました」

飼い主、山田美紀さん(24)の談話。

「・・・食べたんですよ、この犬」

ブルドッグの雌、メリー(3)の談話。

「(笑)いやあ、今までになくまずかったぁ〜! 思わずゲホゲホしました」

飼い主、山田美紀さん(24)の談話。

「・・・それで私、メリーの前に飛び出して行って言ってやったんです」

ブルドッグの雌、メリー(3)の談話。

「何か言ってましたよ」

飼い主、山田美紀さん(24)の談話。

「メリー! 今度のレンズには毒が塗ってあったんだよ! あんた死ぬよ!」

ブルドッグの雌、メリー(3)の談話。

「・・・!」

飼い主、山田美紀さん(24)の談話。

「メリーは真っ青になってました」

ブルドッグの雌、メリー(3)の談話。

「・・・死ぬかと思いました」

飼い主、山田美紀さん(24)の談話。

「死んだかと思いました」

ブルドッグの雌、メリー(3)の談話。

「・・・思いました」

山田美紀さん(24)の談話。

「ブクブク泡吹いてましたね。でも大丈夫でした」

ブルドッグの雌、メリー(3)の談話。

「・・・死ななかったんです」

飼い主、山田美紀さん(24)の談話。

「(笑)だって毒なんて塗ってませんから。単なるおどしです」

ブルドッグの雌、メリー(3)の談話。

「・・・おどされたんです、私(恥)」

飼い主、山田美紀さん(24)の談話。

「意外と気の小さい犬で、暗示にかかりやすい事がわかりました」

ブルドッグの雌、メリー(3)の談話。

「・・・恥ずかしいけど、暗示に弱かったんです」

飼い主、山田美紀さん(24)の談話。

「その後、新しくレンズ入れるついでに、『この次食べたらホントに死ぬよ!』って暗示かけときました」

ブルドッグの雌、メリー(3)の談話。

「・・・恥ずかしいけど、暗示にかかったんです」

飼い主、山田美紀さん(24)の談話。

「それ以来、食べずにおとなしくレンズ入れてますよ。夜ははずして保存液に入れてるし、週3回は洗浄液でこすり洗いしてます」

ブルドッグの雌、メリー(3)の談話。

「・・・洗浄液でこすり洗いしてます」

飼い主、山田美紀さん(24)の談話。

「え? 5個目のレンズを買ったのかって?いいえ。もうお金ありませんでしたから、(小声で)う○こから出てきたの洗ったんです(大笑)」

ブルドッグの雌、メリー(3)の談話。

「・・・毎晩洗浄液でこすり洗いしてます」

飼い主、山田美紀さん(24)の談話。

「結構いい犬です」

ブルドッグの雌、メリー(3)の談話。

「・・・暇があると洗浄液でこすり洗いしてます」

飼い主、山田美紀さん(24)の談話。

「メリーッ! もういい加減に洗うのやめなさいっ!」

 

 


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